Jr-openとは何か?

 Jr-openを開催して20年が経過しました。

 子どもたちにテニスを指導していて、気づかされたことがありました。
 打ち方が上手いとか上手くないとかではない何かがありました。
 そうです。「自分なりの身体運動でボールを打っている」姿でした。
 そこには「真の笑顔」がありました。
 自分自身の「身体運動」でボールをうまく打つにはどうしたらいいか。
 答えはみつかりました。それが、今の指導法「jeudepaume」なのです。
 「jeudepaume」打法とは、「自分自身」の「身体運動」を駆使し「全身運動」を使った打法になります。
 これを完成させ、2015年教本をつくり、発刊しました。
 もう一つ気づかされたことは、小学生であれ中学生であれ高校生であれ、未完成だけど誰の力も借りずに、自分自身でプレーしたいという気持ちです。
 それで全敗しようがどうであろうが、自分の達成感を「笑顔」でみせてくれました。
 答えはみつかりました。それが、Jr-openなのです。
 
 以上から、「楽しく心地よい運動」は、子どもの脳の可塑性を促進させることに気づいたのです。
 「楽しく心地よい運動」であるJr-openは、子どもたちの心身の安定と発達を促します。

 その指導法でいいのか
 子どものスポーツは誰のためにあるのでしょうか?学校の顧問やコーチそして外部の指導者は、大概指導する側つまり大人にあると思っています。スポーツは勝ち負けを決するためにだけにある、つまり指導者は勝たなければスポーツではないと思っているようです。プロスポーツではそうなのかもしれませんが、子どもがスポーツに取り組む場合も勝たなければならないのでしょうか。なおかつ、勝つためと言ってその指導者の型打法や型プレースタイルを強いています。子どもに他人と同じことをさせても上手くはならないことをどうして理解できないのでしょうか。それしか指導できないのであれば、子どもの指導はできません。子どもを指導する場合は、子どもの身体的動作の認知が必須です。指導される子どもたちは、それぞれの発達段階やまた年齢の上下に限らず身体的動作の認知は全く違います。それを理解せずに、全員に一律に同じ指導をしても何にもなりません。「なんでできないんだ」と叱る指導者だらけですが、「できないことを指導するあなたに責任がある」ことを理解していないのです。学校の授業のように指導しても「身体的動作」の理解にはならないのです。これを理解していない指導者だらけです。

 勝つってなに
 「勝つ」ってなんでしょうか。大半は、対戦相手に勝つことだと思っています。また、競技スポーツの指導者は「相手に勝つこと」だけに指導します。なので、子どもたちの競技スポーツのトーナメントの組み合わせを見ますと歪んだものが大方です。 子ども期の「勝つ」を皆さんだけに教えます。その答えは、「今の自分に勝つ」ことです。この時の「勝つ」の具体的な例は、テニスであれば、相手のコートにワンバウンドしてツーバンドするボールを打つことです。つまり、「自分がボールを正確に打てる技術を身につけること」です。これを「自分の伸びしろの値を高くする」と言います。これが、「勝つ」という正体です。けっして、競技スポーツ指導者の言う「相手に勝つ」ではありません。また、型の打ち方の強要や試合方法の強要ではありません。まだ、昔の常識にすがっているまたそれだけしかできない指導者がたくさんいます。もう一つ間違いがあります。相手を敵とみなしてプレーをしていることです。相手は、今の自分のレベルを判断するためにあるのです。その相手をたくさん経験することが自分の伸びしろ値を高くします。子どもたちに相手を敵とみなして指導させるのはいかがなものでしょうか?昔の常識は、今の非常識です。自己流としてやるのは結構ですが、ただ、未来ある子どもたちへ教えるのは、いかがなものかなと思い続けています。このような昔の常識を子どもたちに指導すると子どもたちはストレスになります。学校の学習でも、苦手な教科の点数などを今日から明日へ高く上げていく伸びしろ値が「勝つ」です。これも、友だちとの比較ではありません。おわかりになりましたでしょうか。すべて、子どもたちの自分自身の伸びしろ値を高めることです。指導者は、指導する全ての子どもの伸びしろ値を高めてこその真の指導者です。学校の学習のマニュアルをそのまま教えることが指導とはいいません。そのような指導では、子どもたちの伸びしろ値は高まりません。子どもたちの伸びしろ値を高めるためには、「楽しい、心地よい運動」が必要になります。これを競技スポーツにどう反映するかがこれからの指導者に求められています。子ども期の「勝つ」の本意についてもう一度考え直してみてください。子どもたちには「楽しい、心地よい運動」が必要なのです。Jr-openは、その環境を整えています。Jr-openは、歪んだトーナメント戦ではなく、子どもたちの真の実力を試すものです。大勢の子どもたちが、大人の力を借りずに、自分なりにまた違う学校の友だちと協力しながら、Jr-openを完成させていきます。保護者の皆様へ、子どもたちの優越性の追求をくすぐりながら、それを「楽しい、心地よい運動」に方向付けする取り組みをぜひご覧ください。皆様の子どもさんが、誰の力も借りずに一生懸命自分で考えてプレーをしています。勝ち負けに拘っているのではなく、今できる最大のことを精一杯全身で表現しています。その姿は一生の宝物です。

 Jr-openは生徒の進路評価へ
 第1に、国が示した令和7年12月22日付「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」に準ずるものJr-openは、勝ち負けを決する又は上位を選抜する競技会ではありません。
 Jr-openは、6ペア以上のリーグ戦を基本とし、ベンチコーチを入れません。応援者はフェンス越しの応援を禁止します。応援は拍手のみです。それぞれの学校やチームが違うペアは、主体的に与えられたリーグ戦を協働して時間内に全て終了することに取り組みます。問題が発生したときは、自分たちで解決することを主とします。コーチや父母などの大人の第三者は、子どもたちが自己解決できるまで見守ります。どうしても自分たちで解決できない場合は、本部に出向き助言を聞いてから続きを行います。
 国は令和7年12月22日付で次のように各都道府県教育委員会等に通知しました。「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」を示しました。今後の高等学校入学者選抜における子どもたちの「部活動改革及び地域クラブ活動」の評価については、単に活動歴や大会成績のみではない、活動から伺うことができるその子の長所、個性や意欲・能力に言及することが求められています。つまり、子どもたちが「主体的にものごとに取り組む態度」の評価が重要になります。
 本県の各公立高等学校の入学者の受け入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)や特色入学選抜において求める生徒像は次のようなものです。・主体的に参加し、取り組む ・他者と協働的に取り組む ・新しいことにチャレンジする ・主体的に取り組むことを継続し、その資質や能力が身に付いたかを具体的に説明できる よって、Jr-openは「部活動改革及び地域クラブ活動」の評価に準ずるものであり、また、高等学校入学者選抜における子どもたちの評価にも繋がるものなのです。
 第2に、当法人の活動である「子どもの心身の発達」を促進させる活動であること Jr-Openは「勝ち負けに拘らない」つまり、結果を重視しているのではなく、自分でどうしたのかという、自主的な運動の経過を大切にします。これを有言実行させます。ベンチコーチはありません。また、フェンス越しの身振り手振りも禁止です。声援ではなく拍手により応援することなど大人の介入なしに、「自分の力でどのくらいできるか」を実践できることになります。
 次に、第三者の力を借りずに「自分の力でどのくらいできるか」を実践しますと、子どもたちが自己決定と自己責任でプレーしながら自分の価値を認め、「自分っていいな」と自己肯定感をもってプレーをするようになります。子ども自ら「わかる」「できる」を感じて、物事に率先して取り組む姿勢こそが大切なのです。
 ここで間違った解釈をしている学校の先生や指導者、保護者など大人の方がおります。「自分の力でどのくらいできるか」を結果だけで判断していることつまり、点数がいいとか勝ったとかで判断している大人です。これは間違いです。
 「勝ち負けに拘らない」ことと「自分の力でどのくらいできるか」は、脳のシナプスの可塑性を促進させます。私たち大人が介入すべきことは、子どもを信じて「楽しい、心地よい身体運動」を探し出し、実践することなのです。
 Jr-Openは、競技スポーツを「楽しい、心地よい運動」に転換して、子どもたちの心身の安定と発達を支援しています。Jr-openの開催趣旨は、「大好きな運動で子どもの「心身の安定と発達」や「子どもの行動を正しく導く、応用分析行動を支援する」活動です。そして、「現在の子どもたちに降りかかっている様々なストレスを解消させる活動」つまり、臨床的な運動を行う活動です。臨床的な運動を子どもたちの大好きなスポーツに見立てて毎月活動し、子どもの心身の安定と発達を促します。
 また、この活動は、中学生や高校生の休日の部活動の地域展開や学校教育における「主体的・対話的で深い学びの実現」につながるものです。
 Jr-openは、勝ち負けの競技大会ではありません。中学校の部活動が、学校から地域へと展開されます。まず、休日の部活動が地域へと展開されます。子どもたちは、自分で選択して、自分が主体的に決めて、自分の時間を過ごす新しい部活動の始まりです。つまり、部活動は学校主体から、子どもたちの自分本位の取り組みに変わるのです。
 Jr-openは、子どもたちが主体的に行われており、たくさん試合ができるリーグ戦の導入や力量別リーグ戦など地域展開で要求されているものを先行したものです。Jr-openは、今後ともこの新しい休日の部活動の地域展開を支援する取り組みを行います。
 中学生の方には、毎年その所属団体等へ推薦のご案内をしております。推薦がなければ参加はできません。
 中学生の方で個人的に参加したい方や新規団体などの方は、下記Jr-open事務局へご連絡ください。

2026年03月08日